イタリアンが好き

イタリア料理を中心に、前菜、パスタ、ピッツァ、メイン料理のレシピと、プロのシェフが使うちょっとしたコツを書き綴るイタリアンシェフのブログ

チェリートマトとバジリコのパスタ

ciao‼︎

 

当ブログは、イタリア料理のアンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、ドルチェのレシピの紹介と、プロのシェフが使う、料理を美味しくする一手間、考え方、技法などを紹介するブログです。

 

 

今回は、パスタの中でも人気の高い、トマトと、バジリコを使った、「チェリートマトとバジリコのパスタ」です。

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このパスタは、少しの食材で作れるし、ポイントさえ抑えれば簡単に作れるパスタです。

 

それでは、材料と作り方です。

 

材料(一人前)

・完熟トマト         1個

・バジリコ            適量

サルサ・ポモドーロ    スプーン2杯

・塩                       適量

・オリーブオイル  大さじ5

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作り方

1.パスタを茹で始める

 

2.フライパンにオリーブオイルを回し入れる。

 

3.半分にカットしたチェリートマトの切り口を下にしてフライパンに置く。

スプーン2杯分のサルサ・ポモドーロを入れる。

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4.チェリートマトに塩をふり、火をつける。

フタをして強火で、チェリートマトに早く火を入れる。

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5.チェリートマトが、崩れるくらいの柔らかさになったら、ゴムベラで崩して、バジリコを4〜5枚入れる。

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6.チェリートマトの香りと、バジリコの鮮烈な香りが立ち上がってきて、崩れたトマトがソース状になり、フライパンの中で、ボコボコとトマトソースとオイルが分離する状態まで煮詰めたらソースの完成。

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7.茹で上がったパスタをフライパンに入れて、温度を下げるように箸で30秒程グルグルと混ぜる。

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8.お皿に盛り、残りのバジリコを散らして完成。

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大事なPOINT

1.イタリア料理は食材の特徴を活かして、素材を楽しむ料理なので、完熟した美味しいトマトを選ぶ事が一番大事‼︎

くれぐれも、早熟の緑がかったトマトはNGです。

 

2.オリーブオイルとトマトがそのままソースになるので、たっぷりのオリーブオイルで作る事がこのパスタでは重要となります。

いつもよりも多めのオリーブオイルを意識して下さい。

 

3.完熟トマトだけでも作れるのですが、サルサ・ポモドーロを日本でいう隠し味程度に使うと味に深み、コクがプラスされます。

トマトだけだと、どうしてもフレッシュさ、青臭さが残り、味に奥行きが出てきません。

 

4.ソースの仕上げの段階で、ボコボコと分離するくらいまで煮詰める事で、トマトの水分も飛んで、フレッシュさ、青臭さが抜けて、コクが出て、ソースの濃度も増して、一体感が出てきます。

 

 

 

材料が少なくてシンプルなパスタだからこそ、いくつかの無視できないポイントがあります。ポイントさえ意識すれば美味しいパスタが作れます!

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それでは、buon apptito♫