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イタリアンが好き

イタリア料理を中心に、前菜、パスタ、ピッツァ、メイン料理のレシピと、プロのシェフが使うちょっとしたコツを書き綴るイタリアンシェフのブログ

ピザ生地のレシピの紹介

ciao‼︎

 

当ブログは、イタリア料理のアンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、ドルチェのレシピの紹介と、プロのシェフが使う、料理を美味しくする一手間、考え方、技法などを紹介するブログです。

 

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(ピザ生地)

 

今回は、ピッツァの一番大事な生地のレシピの紹介です。

 

イタリアには、大きく分けるとピッツァ発祥の地であるナポリ生まれの“ナポリピッツァ”と、ローマ生まれの”ローマピッツァ”に分けられます。

 

簡単な見分け方は生地が厚く、モチモチしているのが“ナポリピッツァ”です。

生地が薄くて、パリパリなクリスピーな生地は“ローマピッツァ”です。

 

どちらも美味しいですが、個人的にはナポリピッツァが好きなので、今回はナポリピッツァの生地のレシピになります。

 

ちなみに、ナポリピッツァには、「真のナポリピッツァ協会」というものがあり、真のナポリピッツァを名乗るなら、その協会の定めた、守るべきポイントがいくつかあり、そのうちの一つに、「生地に使用する材料は、小麦粉、水、酵母、塩のみ」というルールもあります。

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真のナポリピッツァ協会に認定された店にしかない看板)

 

美味しいピッツァを食べたければ、この看板の掲げてあるお店へ行けば間違いないと思います。

もちろん、イタリアだけではなく、日本にもあります。

 

それでは材料と、作り方です。

 

材料(3枚分)

・中力粉 250g

・ぬるま湯 150ml

・塩5g

ドライイースト 3g

 

作り方

・大きめのボウルに小麦粉を入れ、塩とドライイーストを離して入れる。

(くっつけて入れると、イースト菌が死滅して、発酵しなくなってしまいます。)

 

・ぬるま湯を入れて、10分〜15分程を目安に捏ねる。生地にツヤが出て、滑らかな手触りになる様に捏ねる。

(ただし、長時間捏ね過ぎるとグルテンが必要以上に出て、粘り気の強い生地になってしまうので注意。)

 

・ボウルにしっかりとラップをして、一次発酵。2〜3時間を目安に。

(30度前後の場所が望ましいと言われています。)

 

・生地が発酵して、元の生地の倍に膨らんだら、130gずつに分割してボール型に成型する。

 

・バットに並べて、生地が乾燥しない様に濡れ布巾をかぶせて、二次発酵。1〜2時程を目安に。生地が倍に膨らんだら完成。

 

発酵の原理は、また詳しく紹介しますがとても奥が深いです。

僕もまだまだ勉強中です。

 

ただ、自宅で作る生地なので、あまり温度や、発酵時間にこだわらずに作ってみてほしいです。

季節によって、室内の温度も全然違うので、室内の温度が低かったら、発酵の時間を長めにしてあげないとダメだし、逆もしかりです。

 

こればかりは、自分の手で生地を捏ねて、何度も「トライ&エラー」をしないと、感覚が掴めないのではないかと思います。

 

イースト菌も熱湯を入れたり、凍らせたりしない限り、死滅する事なく生きているので発酵する力はあるので、神経質になりすぎなくても大丈夫です。

 

熟練された、ピッツァイオーロ(ピッツァ職人)は、粉に水を混ぜる時、計量カップで計る事はせずに、自分の手の感覚で、ベストな瞬間を見極めるらしいです。

季節によって、温度も湿度も違います。湿度が違うと、粉の吸水率も変わるので、その違いを自分の手で敏感に感じ取って、ベストを見極めるのは、まさに職人の仕事ですね。

 

本来、料理というものは、レシピありきではなくて、食材の条件、気象条件、気温や湿度に合わせて、微妙に味付けを変えて、微調整する事が、料理の本来の姿なんだと感じています。

 

ぜひ、お家でピザ生地作って、好きなものトッピングして美味しいピッツァを食べて下さいね。

 

それでは、buon appetito♬

 

*********************

記事を書いた人

古瀬 要(ふるせ かなめ)

 

湘南のイタリアンレストランでシェフを務める。

その後、妻と二人で世界一周の旅に出る。

旅のテーマは“食と農業”  。

各国でCooking Schoolに通い、Farm Stayを経験する。

旅は順調に進むも、9ヶ月目に妻の妊娠が分かり帰国する。

 

旅を通して、色々な国で、働く人をみて感じた、日本人の様に仕事一辺倒にならずに、(日本の飲食業の勤務時間の長さは異常で、持続可能ではありません。)仕事も遊びも心から楽しみ、人生を謳歌するスタイルに共感する。

 

今は、「脱・日本の飲食業の常識」を胸に、自分らしい持続可能な働き方を見つける為に日々奮闘中。

 

イタリアンドルチェ ティラミスのレシピの紹介

ciao‼︎

 

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(ティラミス)

 

今回はティラミスのレシピの紹介です。

 

ティラミスはイタリアンドルチェの中でも、代表的な存在で、スウィーツ好きな人はもちろん、皆さん一度は口にした事があるくらい馴染みのある、すっかり日本に定着した感のある定番のドルチェです。

 

僕も修行時代に一番最初に覚えて、仕込んだドルチェなので、思い出が詰まっています。

 

ティラミスは、直訳すると『私を上に引っ張り上げて』。

なんとも言えない素朴さと、新鮮で濃厚なマスカルポーネチーズの美味しさ、仕上げにかけるコーヒーの粉が、甘さの中にキレを生み出して、一口食べると、元気が出るので、『私を上に引っ張り上げて』の意味を持つ、ティラミスという名前がつけられたと言われています。

 

発祥は、ヴェネツィアで有名なヴェネト州で生まれたドルチェです。

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ヴェネツィアの街並み)

 

それでは材料と作り方です。

 

材料(4〜5人分)

マスカルポーネチーズ  250g

サヴォイアルディ(フィンガービスケットで代用可) 

A  シロップ 50ml(砂糖とグラニュー糖を同量で割って沸騰させて冷ましたもの)

A  カルーア 50ml

A  エスプレッソコーヒー  400ml(インスタントコーヒーを濃いめに淹れたのでも代用可)

・グラニュー糖  100g

・卵黄   3個分

・生クリーム 120ml

エスプレッソの粉  適量

 

作り方

1.マスカルポーネチーズを常温に戻す。

 

2.Aの材料をボウルに入れて、サヴォイアルディを浸して、容器に並べる。容器が埋まるまで繰り返す。

 

3.常温に戻したマスカルポーネチーズを滑らかになるまで混ぜる。

 

4.グラニュー糖(50g)と、卵黄を大きめのボウルに入れ白くもったりとするまでハンドミキサーで混ぜる。

 

5.生クリームとグラニュー糖(50g)をボウルに入れて8分立てにする。

 

6.④にマスカルポーネチーズを入れてゴムベラで混ぜる。8分立ての生クリームを3回に分けて入れて、混ぜる。

 

7. ⑥のマスカルポーネチーズクリームを、②のサヴォイアルディの上に流し入れ、冷蔵庫で1時間程冷やし固める。

 

8.固まったらエスプレッソの粉をかける。完成‼︎

 

よく、レストランやカフェで食べると、ココアパウダーがかかっている事が多いですが、エスプレッソの粉にする事で、イタリア度がグンッとアップします。

 

そして、エスプレッソの粉の苦味が、甘いティラミスを大人の味にしてくれるし、味の奥行きを演出してくれます。

 

小さな容器で作ると、パーティーの時には大活躍します。

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ぜひ、作ってみてくださいね,

 

それでは、buon appetito♬

 

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記事を書いた人

古瀬 要(ふるせ かなめ)

 

湘南のイタリアンレストランでシェフを務める。

その後、妻と二人で世界一周の旅に出る。

旅のテーマは“食と農業”  。

各国でCooking Schoolに通い、Farm Stayを経験する。

旅は順調に進むも、9ヶ月目に妻の妊娠が分かり帰国する。

 

旅を通して、色々な国で、働く人をみて感じた、日本人の様に仕事一辺倒にならずに、(日本の飲食業の勤務時間の長さは異常で、持続可能ではありません。)仕事も遊びも心から楽しみ、人生を謳歌するスタイルに共感する。

 

今は、「脱・日本の飲食業の常識」を胸に、自分らしい持続可能な働き方を見つける為に日々奮闘中。

イタリア料理の定番のピッツァを揚げた、揚げピッツァモンタナーラのレシピの紹介

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(pizza Montanara)

 

今回紹介するのは、イタリア料理の王道のpizzaを揚げた、モンタナーラ(Montanara)の紹介です。

 

ピザは焼いてあるものというイメージがあるので、ピザを揚げる⁉︎とびっくりされる方が多いですが、pizzaの本場イタリアのナポリや、プーリア州には、pizza fritta(ピッツァ フリッタ)、panzerotti(パンツェロッティ)と呼ばれる、ピッツァ生地を揚げた、揚げピザと呼ばれるピッツァもたくさんあります。

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(風光明媚なナポリ

 

全くの余談ですが、イタリアでは『ナポリを見てから死ね』 と言う言葉があるくらいです。

美しい街並みですね。

 

戻ります。

特にナポリでは、揚げピッツァ専門の屋台があったり、pizzeria(ピザ専門店)でも、揚げピッツァを食べる為に通う人がいたりと、まさにナポリソウルフードとして、人気のあるピザです。

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(pizza fritta専門店のフードトラック)

 

揚げピッツァの想像がつかないと思いますので、今回紹介するモンタナーラを、簡単に説明すると、まずピッツァ生地を高温の油でサッと揚げるので、油で重くならず、揚げ物とは思えないサッパリとした軽い仕上がりになっています。

一口食べると揚げ物の特徴のサクッとした食感と、ピッツァ生地のモチッとした食感が楽しめて、僕は大好きです。

 

そして、焼いたピッツァ同様、トマトソース、トロッと溶けたモッツァレラチーズ、バジルの香りが渾然一体となって口の中に広がり、生地のサクッと、モチッとした食感と、小麦の香りが広がって、ナポリに脳内トリップしてしまいます。

 

初めて食べた時の衝撃、感動は未だに忘れられません。

 

それでは材料と作り方です。

 

材料

・ピッツァ生地   1枚

(ピッツァ生地のレシピはこちら)

↓↓↓↓

ピザ生地のレシピの紹介 - イタリアンが好き

・トマトソース 適量

モッツァレラチーズ 適量

・バジル  適量

・粉チーズ 適量

・塩 適量

 

作り方

1.ピッツァ生地を手で伸ばす。

(麺棒で伸ばすと、生地の中の空気が抜けてしまって、油で揚げた時に膨らまないのと、食感が固くなります。)

 

2.油を200度以上まで温めて、ピッツァ生地を入れる。

 

3.キツネ色くらいの色がついたら、網の上にあげて、油を切る。塩を振る。

 

4.生地の上に、トマトソース、モッツァレラチーズ、粉チーズをのせて、温めておいたオーブンへ入れる。

 

5.チーズがトロッと溶けてきたら、オーブンから出し、お皿にのせてバジルをのせて完成。

 

ポイントは、生地を手で伸ばす事。

ピッツァを職人が伸ばす映像などを、見た事があると思いますが、必ず手で伸ばしていますよね。

 

そして、油をガンガンに熱くして生地を揚げた下さい。高温の油でサッと揚げるのが、軽く仕上げるポイントになります。

 

冒頭の写真のように小さめに作ると、コロコロとして可愛くて、パーティーなどでも、ゲストに楽しんでもらえます。

 

がっつり食べたい時は、もちろん大きめに作るのもありです。

 

今回紹介したのは、トマトソースなどを上にのせる揚げピザの紹介でしたが、他にも、サラミや、リコッタチーズ、フリアリエッリ、プロヴォローネチーズなどをピッツァ生地で包み込んで揚げる、揚げピザもあります。

 

また、違うバージョンの揚げピッツァも紹介しますね。

 

それではbuon appetito♬

 

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記事を書いた人

古瀬 要(ふるせ かなめ)

 

湘南のイタリアンレストランでシェフを務める。

その後、妻と二人で世界一周の旅に出る。

旅のテーマは“食と農業”  。

各国でCooking Schoolに通い、Farm Stayを経験する。

旅は順調に進むも、9ヶ月目に妊娠が分かり帰国する。

旅を通して、色々な国で、働く人をみて感じた、日本人の様に仕事一辺倒にならずに、(日本の飲食業の勤務時間の長さは異常で、持続可能ではありません。)仕事も遊びも心から楽しみ、人生を謳歌するスタイルに共感する。

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イタリア料理アンティパスト ナスのグリルマリネのレシピ

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今回は、これからの季節に美味しくなるナスを使った、「ナスのグリルマリネ」です。

 

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(ナスのグリルマリネ)

 

南イタリアの野菜料理は、トマトは例外ですが野菜を単独で使うことが主流となっています。

 

野菜全般で言えることですが、ナスは収穫のピークを迎える頃は、凄まじい量で、毎日の様にナスが出来ます。

毎日の様にナスを食べないと、収穫量が多すぎて、消費しきらず腐らしてしまいます。

なので、他の食材と組み合わせていたら減っていきません。

だからこそ、食べ飽きずに美味しく食べることができる様に、ナスは色々な方法で食べられることが多いです。

イタリアではマリネ、グリル、酢漬け、少し驚きですがナスのデザートまでイタリアにはあります。

 

野菜の中でも、食べ方を色々と研究された野菜と言われております。

 

今日はそんな中でも、比較的簡単で、時間もかからずに出来る料理になっています。

 

それでは材料と作り方です。

 

材料

・ナス   2本

・塩  適量

・ニンニク(みじん切り) 1/2かけ

・赤唐辛子 (みじん切り)少量 

オレガノ(乾燥)

・赤ワインビネガー 20ml

・EVオリーブオイル 30ml

 

作り方

1.ナスの皮を所々剥き、2㎝程の厚めにカットする。

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2.バットに並べて、両面にオイルを塗ってコーティングする。

(グリルする前にオイルでコーティングする事で、水分が逃げずに瑞々しく仕上がります。)

 

3.グリルパンを良く熱して、ナスをのせ強火で格子の焼き目がつく様に焼く。

両面とも、グリルパンに置いたら、塩をする。

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(格子模様がつくとより美味しく感じます。)

 

4.焼けたものからお皿に並べ、お皿がいっぱいになったら、ニンニク、唐辛子、オレガノ、赤ワインビネガー、EVオリーブオイルを回しかける。

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またその上に焼けたナスを重ねて、同様に味付けする。

 

 

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唐辛子のピリッとした辛さと、赤ワインビネガーの酸味、ナスの芯まで火が入った食感、グリルの香ばしさとまさにイタリアらしい料理となっています。

 

ポイントは、焼く前にナスをオイルでコーティングする事。

これをするかしないかで、出来上がりが全く別物になりますので忘れずに。

 

あとは、グリルパンから煙が出るくらいまで熱々にしておく事。

ナスは繊維が固く熱が伝わりにくいので、高温の熱で繊維を壊します。そうする事で、トロッとした食感になりますよ。

 

あと、フライパンだとこの美味しさは出せませんので、ぜひグリルパンでグリルしてくださいね。

 

それでは、buon appetito♬

 

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古瀬 要(ふるせ かなめ)

 

湘南のイタリアンレストランでシェフを務める。

その後、妻と二人で世界一周の旅に出る。 旅

のテーマは“食と農業”  。

各国でCooking Schoolに通い、Farm Stayを経験する。

旅は順調に進むも、9ヶ月目に妊娠が分かり帰国する。

旅を通して、色々な国で、働く人をみて感じた、日本人の様に仕事一辺倒にならずに、(日本の飲食業の勤務時間の長さは異常で、持続可能ではありません。)仕事も遊びも心から楽しみ、人生を謳歌するスタイルに共感する。

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イタリア料理の定番前菜‼︎ローズマリーを使った、鶏レバーペーストのレシピ

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今回の料理は、鶏レバーペーストです。

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ブルスケッタにして食べると、赤ワインとの相性もバッチリ。

イタリア料理定番の前菜です。

 

レバーが苦手な人も多いけど、今回紹介する鶏レバーペーストは、ハーブを使うレシピなので、苦手な人でも食べやすいレシピになっています。

 

ちなみに、レバーの栄養素は、鉄分、ビタミンA群、ビタミンB群、葉酸、ビオチン、亜鉛

含まれている栄養素はそれほど多くはないですが、レバーの特徴は、鉄分と、ビタミンA、Bの含有量が他の食材と比べてもトップクラスで高いと言われています。

 

ビタミンA、B群は不足している方が多く、1日に必要な摂取量を野菜などから摂ろうとすると、沢山の量が必要です。

しかレバーは1日僅か50g程度で必要なビタミンA、B、鉄分などの栄養補給ができます。

これだけ少ない量で豊富な栄養が含まれている食材は他にありません。

 

最近元気が無いなーと思う人や、貧血気味の人に積極的に食べてもらいたい食材の一つです。

そして、鶏レバーは値段も安いと言う事も魅力の一つですね。

 

 

それでは、材料と作り方です。

 

材料

・鶏レバー     100グラム

・ケッパー     10粒

・アンチョビーフィレ  3、4枚

ローズマリー  1枝分

・ニンニク(みじん切り)    1片

・EXバージンオリーブオイル  適量

・塩    適量

・黒胡椒   適量

 

準備

・レバーは下処理する。

ローズマリーは枝から葉をとって、細かくみじん切りにする。

 

作り方

1.フライパンにEXバージンオリーブオイル、ニンニクを入れて、火にかける。

 

2.ニンニクの香りがしてきたら、アンチョビー、ケッパーをフライパンに入れて香りを出す。

 

3.下処理した鶏レバーをフライパンに入れて炒める。

 

4.フライパンの向こう側半分に食材を寄せて、食材が無いところに少量EXバージンオリーブオイルを追加して、ローズマリーを入れて、ローズマリーの香りをオイルに移す。

 

5.ローズマリーの香りがしてきたら、木ベラなどで、鶏レバーを潰しながら炒める。

 

6.塩、黒胡椒で味を整える。

 

7.ミキサーにかけてペースト状にする。

(オリーブオイルで濃度を調節する。個人的には少し緩めの方が美味しいです。)

 

注意点はケッパー、アンチョビーの塩気があるので、その塩気を考慮して塩、黒胡椒を使うこと。

 

レバーは火を入れるとすぐに色が変わるので、火が入ったと思いがちですが、中まで火が入りにくいので、気をつけて下さい。

 

レバーペーストを食べるときに冷やしてバケットに塗って食べる事が多いと思います。

それでも充分美味しいですが、一手間かけて、ペーストを温めて、バケットに塗って食べるとペーストの食感も口当たり良くなりますし更に美味しくなりますよ。

 

仕上げにEXバージンオリーブオイルを回しかけて下さいね。

 

緩めに仕上げたトロッとした鶏レバーペーストと、バケットのカリッとした食感が、たまりません。

 

それでは、buon appetito‼︎

 

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記事を書いた人

古瀬要(ふるせ かなめ)

 

湘南のイタリアンレストランでシェフを務める。

その後、妻と二人で世界一周の旅に出る。

旅のテーマは“食と農業”  。

各国でCooking Schoolに通い、Farm Stayを経験する。

旅は順調に進むも、9ヶ月目に妊娠が分かり帰国する。

旅を通して、色々な国で、働く人をみて感じた、日本人の様に仕事一辺倒にならずに、(日本の飲食業の勤務時間の長さは異常で、持続可能ではありません。)仕事も遊びも心から楽しみ、人生を謳歌するスタイルに共感する。

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イタリア料理のコースの構成を詳しく書いてみた

ciao‼︎

 

当ブログは、イタリア料理のアンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、ドルチェのレシピと、プロのシェフが使う、料理を美味しくする一手間、考え方、技法などを紹介するブログです。

 

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多くの人がデートや、記念日などでイタリアンを食べに行くことも多いと思います。

 

イタリアンっておしゃれだし、フレンチの様に堅くなりすぎず、女性からの人気もあるし、デートの時のテッパンだと思ってます。

 

僕も、デートの時にイタリアンにはお世話になりました。

 

ただ、まだ料理の世界に入る前は、イタリアン=パスタ、ピッツァが全てだと思っていたので、イタリアンのお店に行っても、オーダーするのは、アラビアータやカルボナーラマルゲリータなど定番にドがつく、ド定番のメニューをオーダーする事が多かった様に思います。

 

でも、イタリア料理の世界に入って働く様になってみると、イタリア料理にはコースの構成があるという事を知りました。

 

今回は、コースの構成を分かりやすくまとめてみました。

 

コースの順番をザッと書くと、

1.Anti pasti

アンティパストと呼ばれる前菜。

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2.Primo piatti

プリモ・ピアットと呼ばれる、パスタ、ピッツァ、リゾット。

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3.Secondi piatti

セコンド・ピアットと呼ばれる肉や魚を使ったメイン料理。

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4.Cafe ・ Dolci

食後の、エスプレッソを代表するカフェそして、ドルチェという構成で出来ています。

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1.アンティパスト

 

アンティパストの中には、もちろんですが色々なメニューがありますが、その中でもほとんどのお店でメニューにあるのが、「アンティパストミスト」と呼ばれる、前菜の盛り合わせ。

お店の一押しのメニューが盛り合わせで提供されるのでお得感もありますよね。

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そしてアンティパストミストは、そのお店の方向性が見えると僕は思っています。

 

アンティパストミストの盛り方が、豪快で、お皿いっぱいに盛られているお店は、その後の、プリモ・ピアット、セコンド・ピアットと料理が続いて行きますが、どの料理もガッツリとした男前イタリアンって感じの方向性の料理になっている様な気がします。

 

一方、大きなお皿に前菜を少しずつ盛り付けて、あえて空間を創り出し、その空間を上手に演出する様なオシャレな盛り付けのお店は、その後に続く料理も、Instagramfacebookにアップしたくなる様な、キレイめの料理が多い様に思います。

 

僕、個人的には、男前イタリアンの様なガツンと、素材の味を活かしたイタリアンが好きですけどね。

 

 

2.プリモ・ピアット

 

「プリモ・ピアット」は「第一番目の皿」という意味があります。

このプリモ・ピアットの料理が、日本で人気のパスタやピッツァ、リゾットです。

もともと、イタリア料理は「la cucina povera」と言って、「貧しい庶民の料理」が根底にあります。

少ない材料でお腹がいっぱいになる工夫があって、代表的なものがこのプリモ・ピアットのパスタやピッツァ、リゾットです。

パスタなどが貧しい料理というわけではなく、メイン料理の前にパスタやピッツァを食べることにより、より値段の高いお肉や、魚の量を減らせます。

そんな工夫から生まれたのが、「プリモ・ピアット」になります。

 

3.セコンド・ピアット

 

「セコンド・ピアット」は「第二番目の皿」と言う意味があり、肉や、魚などのメイン料理になります。

お店独自の様々なメニューがありますが代表的なメニューだと、牛肉のタリアータ、赤ワイン煮込み、お魚だとアクアパッツァ等があります。

メイン料理は、そのお店の看板メニューになるものが多く、オーダーが入ると作り手は気合いの入る瞬間です。

 

4.Cafe.Dolci

「Cafe・Dolci」は料理を食べ終わった後に、日本人も「甘いものは別腹♪」と言う様に、イタリア人も大の甘い物好き。

エスプレッソにも、ティースプーン3杯程の砂糖を入れるし、ドルチェもビックリする程の甘さ。

でも、エスプレッソを飲んで、ドルチェを食べないと食事を済ますことはできません。

ドルチェは日本人に馴染みの深いところでいくと、ティラミスや、パンナコッタ、ジェラートなどがあります。

食後に、苦いエスプレッソと、甘いドルチェの組み合わせは最高です。

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イタリア料理のコースの構成はこの様な感じになっています。

 

デートなどでアンティパストから、2〜3品、もしくはアンティパストミスト。

プリモ・ピアットから、2〜3品

セコンド・ピアットから1〜2品。

そして、締めのカフェ、ドルチェとオーダーすると、「おっ!この人達はイタリア通だな。」とお店側の人達が、一目置く、上得意様の位置付けのお客様になるのではないかと思います。笑

 

ぜひ、デートの時には、スマートでカッコいいオーダーをしてみて下さいね。

 

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記事を書いた人

古瀬 要(ふるせ かなめ)

 

湘南のイタリアンレストランでシェフを務める。

その後、妻と二人で世界一周の旅に出る。

旅のテーマは“食と農業”  。

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旅は順調に進むも、9ヶ月目に妻の妊娠が分かり帰国する。

 

旅を通して、色々な国で、働く人をみて感じた、日本人の様に仕事一辺倒にならずに、(日本の飲食業の勤務時間の長さは異常で、持続可能ではありません。)仕事も遊びも心から楽しみ、人生を謳歌するスタイルに共感する。

今は、「脱・日本の飲食業の常識」を胸に、自分らしい持続可能な働き方を見つける為に日々奮闘中。

 

 

 

 

 

春にぴったりなイタリアンの前菜料理 生しらすのカラブリア風

ciao‼︎

 

当ブログは、イタリア料理のアンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、ドルチェのレシピと、プロのシェフが使う、料理を美味しくする一手間、考え方、技法などを紹介するブログです。

 

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今回は、これからの暖かくなる季節に、キリッと冷やした白ワインと相性抜群の、簡単に出来て美味しい前菜(アンティパスト)のレシピを紹介します。

 

まず、カラブリア州の紹介ですが、イタリアの形はブーツで例えられますが、ブーツで例えるなら、つま先にあたる場所です。

 

そして、このカラブリアの人々は、「大の唐辛子好き🌶」とイタリア全土でも言われております。

唐辛子を効かせた料理は、大抵「カラブリア風」と呼ばれています。

 

イタリア本土の最南端に位置する場所なので、真夏は日本の夏のように暑くなります。

高温になると食材が傷みやすいので、傷みやすい食材の保存に唐辛子が使われるようになったのではと言われております。

 

そんな唐辛子がピリッと効いた料理です。

 

材料

・生シラス  200g

・唐辛子 適量

イタリアンパセリ 適量  

・EVオリーブオイル 適量

・レモンの皮 適量 

 

作り方

1.お皿に生シラスを乗せる。

 

2.EVオリーブオイルを、回しかける。

 

3.唐辛子を、手で揉みつぶすように粗めに細かくして生シラスの上に散らす。

 

4.レモンの皮をゼスターで摩り下ろして生シラスの上に散らす。

(摩り下ろす時に白い綿の部分が入ると苦味が出るので注意する。)

 

5.イタリアンパセリを粗くみじん切りにして生シラスの上に散らす。

 

 

生シラスの磯の香りと、オリーブオイルが相性ぴったりです。

そして、爽やかなレモンの香りと、味を引き締める唐辛子の辛さと、口の中に奥行きのある複雑な味が広がって、白ワインもぐいぐい進みますよ。

 

時間がない時も、手軽に作れて、白ワインに、ぴったりなので是非お試しください。

 

イタリア料理は、リストランテで食べるようなキレイで、大きなお皿に盛り付けてあるような豪華でオシャレな料理もありますが、本来は、肥沃な土地で育ってその場所で収穫した、新鮮で味の濃い野菜や、地中海で採れる鮮度の良い魚貝類を、あまり手を加えずシンプルに調理して、素材の味を活かしたものが本来のイタリア料理の形です。

 

今回紹介した生シラスのカラブリア風は、そんなイタリアらしい料理となっています。

 

それではBuon appetito♫

 

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記事を書いた人

古瀬要(ふるせ かなめ)

 

湘南のイタリアンレストランでシェフを務める。

その後、妻と長年の夢だった世界一周の旅に出る。旅のテーマは“食と農業”。

 各国でCooking Schoolに通い、Farm Stayを経験する。

旅は順調に進むも、9ヶ月目に妊娠が分かり帰国する。

レストランでの修行時代に、朝から晩まで働き続ける持続可能ではない働き方に疑問を抱いていたので、僕達らしい持続可能な働き方をしよう。と導き出したのが、料理とマッサージ(嫁はマッサージを生業としている)を融合したゲストハウスを作る事。

今はその夢に向かって日々奮闘中。